職業型師のF1工作部屋

1979年 ロータスです。  

こんばんわ、今日も1/20の完成品をUPします。
Lotus 80です。
1978年、Lotus79でシーズンを席巻したコリンチャップマンが、更なる究極のグランドエフェクトカーを
造りだそうとした結果、生まれたのがType 80です。
非常に革新的なアイデアと高価なマテリアルを惜しげもなく使い、Type 80を1台製作するのに
Type 79が3台造れると(当時)言われたマシンでした。
しかし究極を目指し過ぎて、マシンの特性は非常に難解な物となり、熟成が進まずシーズン途中から
チームはType 79の改良型でシーズンを戦うことになったと言う“曰く付き”の1台です。
IMG_5895.jpg
このモデルは、僕が“フルスクラッチ”を初めて造ったモデルです。
約30年弱くらい前で、今の様にケミカルウッドなどは無く、飛行機のモックアップモデラーさんと
同じくボディーは朴の木で原型を造り、シリコンで雌型を取り中子をセットしてレジンを流しパーツ化して、
今のレジンモデルの様に仕上げていきました。
※中子は硬質ウレタンで製作しましたので、レジン効果後、ノミやワイヤーブラシ等で取り除きました。
IMG_5894.jpg
コクピットやラジエターは別で製作し、下から入れて止めてあります。
エキゾーストパイプは口元だけのダミーです。
DFVは入っていません。
IMG_5879.jpg
今、改めて見ると、コクピットも本当に“必要最小限”ですね。。。
お恥ずかしい。
IMG_5883.jpg
このモデル、初めてのスクラッチとして製作している際に(当時)一番困ったことはやはり
“カラーリング”です。
まだ、PCで版下を造る技法が無く、文字はすべて2倍寸で手描きした物をコピー機で
50%に(黒)印刷し、画材屋さんでそれぞれも文字色を指定しインレタを起こしました。
※マルティニのマークはラクーンオートさんで汎用のデカールを購入し使用。
IMG_5892.jpg
ですから、良く見ると文字やマーク類が曲がってたりしてますね(汗)
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ですが一番厄介だったのは“マルティニ ライン”です。
因みにボディーカラーの・グリーン ・レッド ・濃いブルー ・薄いブルーはそれぞれマスキングで
塗り分けです。
特にモノコック横を通り後ろまで続く2色のブルーの塗り分けはメッチャ大変でした。
IMG_5882.jpg
ですけど、苦労した分だけ愛着の沸く(特別な)モデルです。
どうしても、立体化したかった。
IMG_5877.jpg
この特徴的な(異様に)長いノーズもカッコいいです。
思えばすべてここから始まりました。
※このモデルは、後にもう一度原型を製作し、“ファクトリー Tz”さんからキット化して
頂きました。(今ストックして頂いてる方もお見えになるかもしれません)



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